オリジナルの回
最近、フリーソフトで曲を作っています。
作曲に興味はあったものの、なんだか敷居が高くて今まで敬遠していました。
しかし、iPadに入っている「medly」なら楽曲の作成が簡単にできてしまいます。
特に楽器演奏の知識や音楽理論を理解していなくても、さらに楽譜なんて一切読めなくても、それなりにしっかりとした曲が作れます。フリーソフト万歳。
写真の通り、基本的には楽器の選択をしてから四角いマスをタッチして音を入れるだけ。
感覚的に音を入力できるので、小さい子どもでも操作可能です。
僕はフリープランで使っているので、使える音の数は少ないです。でもドラム、ベース、ピコピコ音、ピアノの4つさえあれば、ちゃんとした聞き応えのある音楽を生み出せるので、これで十分です。フリーソフト万歳。
課金は1ヶ月で500円。1年契約だと3500円とかなり割安になります。今のところ課金をする気はありませんが、有料プランでは使える音が爆発的に増えるので、現状の環境に飽きてきたら考えるかもしれません。
で、「オリジナル」の話。
自分で一生懸命考えた曲が完成していざ聴いてみると、何だかどこかで聴いたことのあるような感じになってしまっています。
いつ、どこで聴いたのかはわかりませんが、絶対に聞いたことのあるフレーズが散りばめられた、というより寄せ集めたようなものになっています。
今まで世界でどれくらいの楽曲が世に出てきたのか定かではありません。しかし、どう足掻いても「完全オリジナル」なんて作れやしないのだろうな、と思わされるほど、どれかの曲には必ず影響されているものです。自分が作ったものは。
だから曲ができると「上手く作れた!」という喜びと同時に「やっぱり何かに似てるなぁ」という微妙な心境に陥ります。オリジナルって難しいですね。
でも、自分が作り出したものが何に似ていようと、それに対する愛情が減ることはありません。だって「ひょっとして俺は才能の塊なのではないか⁉︎」という自画自賛モードに入りながら、何度も何度も自分の曲を聞いたりしてしまうのですから。
これって自分が作った料理が無条件に美味しく感じるのと似ているのかもしれませんね。「俺が作ったカレーは世界一美味い!」と感じてしまうようなものでしょうか。
何にせよ、何かを作り出すことで誰かに迷惑をかけているわけではなく、完全に自己満足の世界に浸るためのものなので、これからも創作は続けていきます。フリーソフトでも作れるものは無限大ですので。
自分の表現の幅を広げるためにも、曲に限らず何かを創作すること、強くお勧めします。
今日のひとこと
自分が作った失敗作を「素晴らしい」と言ってしまう感じがものすごく人間っぽい。