ハテナHigh school ブログ版

現役高校教師がお送りする、何の薬にもならない雑談です!

はじめましての回

僕は公立高校の国語教師です。

現在は2年生の担任で、部活は陸上部の顧問をやっています。

 

このコロナ禍で生徒に会える日がほぼなくなり、イジイジと職員室で授業や課題の作成に没頭する毎日。正直、かなり応えます。

 

家に帰れば妻と幼い子どもがいるので、特に話す相手に困っているというわけではありませんが、家族間での会話はある程度型にはまった内容になりがちなので、できれば生徒と色々な話題で喋りまくりたいところです。

 

先生方は基本的に話好きなので、よく馬鹿話をしながら過ごしています。が、ここで公務員ブレーキがかかるのでしょうか。盛り上がりすぎない絶妙なラインを維持するような雰囲気があるので、腹を抱えて笑うような状況にはほぼなりません。

 

正直、先生方の中にもゲスいことを考えている人は大勢いるはず。しかし「私は公務員なのである」という何かを纏うことにより、ゲス部分をひた隠しているのでしょう。なんとも滑稽なことです。別に公務員=素晴らしい人間というわけではないのだけれど。

 

最近は暖かくなってきたので、夜中に外でジョギングをしています。しかし、世間の雰囲気は「外を走るなんて何事か」といった感じになっているので、何ともやりづらいです。

 

そして何より、走るために入れたアプリが「週に〇〇キロ、月に〇〇キロ走りましょう」みたいな感じでやんわりとプレッシャーを与えてくるので、もうすでに若干面倒になってきています。

 

そんなこんなでやることがなくなってきてしまったので、とりあえずゲームをやることにしています。最近ハマっているのは「SEKIRO」。死にゲーです。

 

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知り合いの先生と協力しながら進めているのですが、その死にっぷりときたらもう。大体100時間くらいはプレイしたと思いますが、おそらく1000回以上はゲームオーバーになっているだろうと思います。

 

死にゲーは難易度がえらく高いので、ものすごいストレスとの戦いになります。でもその分、200回のゲームオーバーを経てボスを倒したとき、ものすごい幸福感を味わうことができます。これってボクサーの減量に近い感覚があるのかもしれません。

 

ちなみに1人ではプレイしません。ストレスを共有できる人がいないと頭が爆発してしまいそうだからです。もしソロプレイを始めてしまったら、2時間後にはPS4が破壊されていることでしょう。そんなことしていたらお金がいくらあっても足りません。

 

お金といえば今回のコロナ禍の影響により、公務員の給料が下げられてしまうのではないかという声を耳にします。僕もちょっと心配です。

 

「公務員は安泰だ」と言われてきましたが、決してそんなことはありません。もちろん自営業や会社勤めよりも有事には対応できると思います。でも、そういうことで「安泰」というのは安直です。

 

そもそも公務員が必要なくなる可能性を考えなくてはいけません。公立高校の価値が下がったら、存続は不可能になります。「公立よりも私立のほうがオンラインでの学習にしっかり対応している」「私立のほうが質が高い」となれば、公立の存在意義は「授業料が安い」くらいになってしまうでしょう。

 

こんな状況の中、教育の価値を再認識する人は増えてくると思います。「今こそ学力をつけて、世の中の出来事をしっかりと把握できるようになりたい」とか「自分で考える力をつけて、どんな苦境でも光を見出せるようになりたい」とか。

 

そのためにそれ相応のお金をかけて教育を受けたい!と思う人が増えるなら、いよいよ公立高校は縮小していくこととなるでしょう。そうなった時に、公立高校の教員はどこに行くのか?オンラインを活用した教育の実践がない教員は、残念ながら淘汰されてしまうかもしれません。ね?安泰ではないでしょう?

 

大阪では全ての府立高校にオンライン授業の設備を整えることを宣言したようです。果たして他の都道府県はどう動くのか?今こそ教育にお金を使う時なのではないでしょうか。

 

 

今日のひとこと

鼻毛カッターに鼻水が付くと、たいへん萎える。